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超低用量ピルと従来のピルとの違いは何?効き目、副作用の観点で比較

薬の瓶

避妊や月経困難症の治療用のピルには、従来のピル(第1世代~第3世代)と超低用量ピルの2種類に分けることができます。これらの薬は避妊や整理の辛い症状を緩和させるという点では基本的な効果は同じですが、いくつか違いがあります。

従来の低用量ピルは、1錠に配合されているエストロゲン剤が30~40μgに調整されています。これに対して超低用量ピルは1錠中に配合されているエストロゲン剤は30μg以下で、ヤーズの場合は20μgです。エストロゲン剤の配合量が3~4割も減らされているので、エストロゲンによる副作用の点で違いがあります。

エストロゲンの副作用には、一時的で軽微なマイナートラブルと重大な副作用の2つがあります。代表的なマイナートラブルは、顔や足のむくみ・不正出血・吐き気・頭痛・乳房の張りなどです。これらの副作用は放置しても問題はありませんが、服用している本人にとっては不快なものです。エストロゲンの重大な副作用として血栓症があります。超低用量ピルはエストロゲンの量が減らされていますが、血栓症の副作用に注意をする必要があります。

超低用量ピルは従来のピルと比較して、エストロゲンが原因で起こるマイナートラブルが起こりにくいという特徴があります。特に頭痛・吐き気や乳房の張りなどの症状が軽減されていて、従来のピルを服用し続けるよりも体の負担が軽くなります。病気の治療で一時的に医薬品を服用する際は、軽微な副作用は気にしないケースが多いです。ピルの場合は長期間にわたり薬を服用し続けなければならないため、マイナートラブルであったとしても軽くすることが大切です。

超低用量ピルは従来のピルよりも不快なマイナートラブルが軽減されているので、服用を続けやすいことが大きなメリットといえます。従来の低用量ピルを飲んでマイナートラブルが出て服用を中止してしまった方でも、超低用量ピルであれば服用することができる場合があります。超低用量ピルは不快なマイナートラブルが軽減されていますが、血栓症を起こすリスクがあるので注意が必要です。

従来のピルと比較してエストロゲンの配合量が少いと効果が低くなってしまうように思えるかもしれませんが、他の成分や服用期間が調整されているので効果の点では問題はありません。超低用量ピルは休薬期間が4日に短縮されているので、飲み忘れに注意をする必要があります。ただし偽薬も含めて毎日同じ時間に飲み続けるという点では従来のピルと同じなので、飲み方の点で特に違いを意識する必要はありません。